スローフードの理念

2008 年 10 月 17 日

スローフードの理念はジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランの著書が大きく影響した。
1989年のマニフェストに「人は喜ぶことには権利を持っている」というコンセプトを発表し、また、同年パリで開かれた国際スローフード協会設立大会でのスローフード宣言を経て、国際運動となった。

1996年のスローフード法令には、具体的な活動における3つの指針が示されている。

1. 守る:消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。
2. 教える:子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。
3. 支える:質のよい素材を提供する小生産者を守る。

その後、美食とは何かという問いかけから、伝統の食事、素朴でしっかりとした食材、有機農業、健康によいものに関心が向かうようになり、一挙に人の注目を惹くようになってきた。
その後、日本にも紹介され、各地に支部や共鳴者を集めている。世界中に83,000人以上の会員を擁するという。

スローフードとは

2008 年 10 月 17 日

スローフードとは、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体を指すことば。
良くある間違いはファストフードというビジネスフォーマットと対立的に考える事。
ファストフードとの対立概念でスローフードを考えると理解に誤りを犯す事になる。

日本では、伝統的な外国の料理をも指し、日本の伝統的な和食や郷土料理への回帰とは限らない。また、「地産地消」と同義ではない。

日本

2008 年 10 月 17 日

日本では江戸時代以来、そばやうどんや天ぷら、寿司などの屋台形式の店舗が存在していた。こうした店舗がある意味においては「世界最古のファーストフード」であるとする考えも成り立つ可能性がある(勿論、「ファーストフード」の定義をどう考えるかにもよって、この考え方に対する議論が存在する事は言うまでもない)。

アメリカ式のファーストフードが広く発展するのは、1970年代初頭にケンタッキーフライドチキンやマクドナルドなどが出店して以後の事である。 1963年に当時米軍統治下にあった沖縄県の北中城村にA&Wの1号店が開店。本土では1970年、東京都町田市にドムドムハンバーガーが開店。

ヨーロッパ

2008 年 10 月 17 日

自国産業を保護する政策が強く、巨大資本のアメリカ系企業に規制がかけられている国がある。
特にフランスでは、アメリカ資本のファーストフードチェーンは少ない。しかし、国内企業のファーストフードチェーンや、個人経営に近いファーストフード系の店は見られ、パニーノ、グレック、シシカバブのような、アメリカとは異なった種類のファーストフードも見られる。

アメリカの主導するグローバリズムの象徴としてファーストフードが取り上げられる場合もあり、
反グローバリズム、スローフード、フェアトレードなどの、経済論理と文化論が混ざった「反ファーストフード運動」が見られる。